20170917初めてのエレキー用パドル操作

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ハムフェア2017の「しながわハンコ倶楽部」ブースでは、初めてのアイボール(無線交信ではなく実際に会うこと)や久々に再開する方などの拠点にもなり、同じ趣味を持つ多くの方との交流が出来ました。

その中で、次に再開した時は是非目の前でCW(電信:モールス符号による通信)をしましょうと約束されていた2人がおられ、実際に目の前で「アイボールQSO」をCWで行われていました。お1人は、ハムフェアで購入された新しいエレキー用パドル(無線機の電信送信機能をコントロールする装置)「GN507DXF」を使っておられ、自分も触らせて頂きました。うまく表現出来ないのですが、その時に何か「ビビビッ」と衝撃が走り「これはCW(電信)を習得しなければならない」と感じてしまいました。

5月に「第三級アマチュア無線技士」の資格(無線従事者免許)を取得した際に、モールス符号についての問題もあったのですが、筆記のため実際にモールス符号を聞いたり自分で操作したりするのではなく(以前は有り)、問題用紙の上での回答になります。そのため、語呂合せ[例:Bはビートルズで「-・・・」(ツートトト)]で覚える「合調法」と呼ばれる方法でモールス符号(アルファベット26文字と数字)を丸暗記しました。この方法では、実際の運用操作や相手が発信するモールス符号を聞き取る事が出来ないのですが、この時は受講までの時間がなかったため仕方なくという感じでした。

ですので、前述時まで実際に電鍵を操作する事もなかったため、初めての電鍵操作となりました。そのため、エレキー用パドルは指で押している間中、ずっと符号(左側が短点(ト)、右側が長点(ツー)が出続ける事も知らず、慌てて指を離してしまいました。操作される方の設定が私に取っては早かったのだと思いますが、その時はトトトトと連続して出たのでびっくりして「自分にはパドルは向かないのではないか?」と思ってしまいました。ただ、自分は電信の世界は全く分からない訳ですから、自分勝手な判断は危険だとも思いました。

そこで、Twitterの投票機能を使いフォロワーの皆さんに次のようなアンケートを取らせて頂きました。意見もいろいろ頂きながら最終的なアンケート結果はなかなかの僅差でした。結論としてアンケート結果と同じ方向性になったのですが、頂いたご意見の中で「エレキーを使うと正確な符号の間隔になる。まずそれを覚えてから縦振が良い。」というお話も複数あり、最終的に「パドル」を選択することにしました。

TwitterQA
Twitter投票機能で最初に覚えるなら「パドル」か「縦振電鍵」かのアンケートに協力頂きました。

また、このTwitterのアンケートの中でフォロワーさんから今使っていない電鍵(GN507※現行機は後続のGN507F)を譲っていただけるとのお話を頂きました。430MHzで交信も行い、結果、お言葉に甘えて個人間取引をさせて頂くこととなり、9月13日に現物が到着しました。ありがとうございました。

リグ(無線機)と接続するケーブルは同梱していないというお話があり「スピーカーケーブルとかで十分ですよ」と言われたのですが、実は意味がよく分からず、パドルと接続するケーブルを探しに秋葉原に行きました。GHDキーを店頭で取り扱っている富士無線電機さんでFT-817NDFT-891Mの仕様も最終確認し、両方とも同じ接続ケーブル(3.5mmΦステレオミニプラグ:3ピンプラグ)が対応しているため、それを購入しました。自作した方が断然安く出来ると思いますが、まだ全く知識がないため「確実に使える」という物を少し高価ですが購入してみました。

また、9月16日には「しながわハンコ倶楽部」の反省会があり、そこに譲って頂いた電鍵を持って行き、いろいろと見て頂きパドルの間隔の調整など、いろいろご意見も頂きました。参加の皆さま、ありがとうございました。

そして今日、いよいよパドルと無線機の接続です。その前にこれまで無線機でCW(電信)を使う設定を全くしていないため、操作説明書を見ながらFT-817の設定を進めました。

■CWサイド・トーンの音量調整
サイド・トーンとは自分の操作で出ているモールス符号を音として自分自身がモニター出来るもの。その操作時のモニタ音の音量調整を予め実施する。通常の受信音量調節用のAFツマミではなく、この操作で実施する必要がある。
・「F」ボタン長押し
・「SEL」ツマミ回して「44 SIDETONE」表示
・「DIAL」ツマミ回して好みの音量に合わせる
・「F」ボタン長押しで確定
■CWピッチの調整
CW信号の受信音の音程(トーン)を好みの高さ(高いキーンとした音、低いハスキーな音)に調整する。
・「F」ボタン長押し
・「SEL」ツマミ回して「20 CW PITCH」表示
・「DIAL」ツマミ回して聞きやすい音程(トーン)に合わせる
・「F」ボタン長押しで確定
■キーイング・スピードの調整
自分の運用に合ったキーのスピードに調整。
・「F」ボタン長押し
・「SEL」ツマミ回して「21 CW SPEED」表示
・「DIAL」ツマミ回してスピードを調整する
・「F」ボタン長押しで確定

特に「キーイング・スピード」は自分のキー操作に関わる設定で、最初にハムフェアで触らせてもらった時はここの設定が早かったと思われます。キーイング・スピードは表示を「wpm」または「cpm」で表示することが出来るようで、両者の違いは次のとおりのようです。

wpm(word per minutes)とは、1分間に送出する単語数の目安。
単語は「1単語=5文字」で算出され、20wpmなら、1分あたり平均20単語を送るスピード。
cpm(character per minutes)"とは、1分間に送出する文字数の目安。60cpmなら、1分あたり約60字を送るスピード。

この後も無線機本体の操作がありましたが、パドルと無線機を接続してからの設定のため、先に前述の購入した接続ケーブルをパドルに接続するため、被覆を剥がすなどのコードの調整を行いました。用意したものはパドルの取扱説明書電工ペンチ、ハサミ、ビニールテープなどです。

パドルとリグの接続
加工した接続ケーブルを用いてエレキー用パドルを無線機FT-817NDに接続できました。
■パドルを用いて内蔵エレクトロニックキーヤーを使う(電波は出さない)
あらかじめパドルは無線機と接続しておく。
・運用モードを「CW」に設定
・「F」ボタン押し
・「SEL」ツマミ回して「[VOX][BK][KYR]」を表示
・「C」ボタンを押してエレクトロニックキーヤーを動作させる
    →「▶︎[KYR]」と表示される
・「B」ボタンを押してブレーク・イン機能を動作させないこと
    →「[BK]」のままであること
※これによりパドル操作を行っても電波は出ずにサイドトーンのみが出力されるため、電鍵の打鍵練習が出来ます。

ここまでの設定が終了したため、パドル操作をしてサイドトーンで確認が出来るようになりました。初めて英文アルファベットの打鍵操作した結果は、次の動画のようになりました。(注意:動画ファイル容量は約20MBあります。)

初心者ですのでベテランの方がご覧になれば、全くダメだと感じられるのではないかと思います。私もあと数年してこの動画を見たときに、一番最初はこうだったなと振り返れるように進歩したいと考えています。

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