20180120初めてのダイポールアンテナ 作成

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自宅がアパマンのためベランダの外にはみ出してアンテナを設置することが出来ず、現在設置しているのは2m(144MHz)と430MHz用のGPアンテナ1本のみ。たまに、YAESU ATAS-25を三脚で設置してHFに出たりしてみましたが、なかなか厳しい状況です。特に6m(50MHz)の交信が思うように行かず、自宅からなんとか出て見たいと考えておりました。そこで、ベランダの中央付近にバランを設置してエレメントをベランダの両端から吊るしてダイポールアンテナを設置できないかと考えてみました。

まずはバラン(DIAMOND BU-55)とIV線、碍子を入手して組み立ててみましたが、SWRが3程度あり使えそうにありません。6m(50MHz)の帯域の上の方でも下の方でもSWR数値に変化がなく、エレメントのIV線を短くすれば良いのか、長くすれば良いのかの見当もつきません。建物に近いせいなのか、はたまた構造上なにかおかしいのかSWR計では測れません。

そこで、アンテナアナライザーをお持ちの局さんにお願いして一緒に移動運用を兼ねながらアンテナの調整を行うことにしました。せっかく来ていただけるので、6m用だけでなく山行で使う事を見据えたHF帯のギボシダイポールアンテナも運用までに作成して一緒に計測して頂くことにしました。バランは山に持っていくために小型の大進無線さんのDB-50 QRPを秋葉原の富士無線電機さんで入手。また、山に行かれている方がよく利用されているケーブルキャッチャーも合わせて入手して、山行でHFが出来るように準備を進めました。

エレメントの長さはバランから21MHzは3.38m、それにギボシ端子を挟んで0.56m追加して18MHz(バランからは3.94m)、さらにギボシ端子を挟んで6.22m追加して7MHz(バランからは10.16m)にセットしました。各周波数帯の終点は再利用(リピート)出来る結束バンドで仮止めし、その先に調整用に少し余裕を持たせてギボシのオス端子を圧着。各周波数帯の始点は変わらないため、ギボシのメス端子を圧着した後結束バンドで固定しました。

アンテナの調整を行う日は一緒に移動運用を、ということで総勢7人が集まりました。天候はあいにくの曇りでしたが、風はないためそれほど体感温度は下がらず、昼過ぎには晴れ間も見えてきました。

ベランダに設置した6m用のダイポールのエレメントは131cmで調整していました。かなり短くしたつもりでしたが、アンテナアナライザーで計測して頂いたところ、もっと短くする必要がありました。また、端の調整部分は切らないのであれば折り返した後は垂らさず、完全に折り返した部分をエレメントに重ねて結束バンドなどで縛る必要があると教わりました。

6m用ダイポール調整
ベランダにセットした状態で計測したところ、まだまだエレメントが長いことが分かりました。

エレメントを123cmまで短くして計測したところ、自分がいつも使用する50.200MHz付近でSWRが低くなり、50MHz帯全体を通してもSWR1.5以下になりました。

引き続きギボシダイポールアンテナ の調整です。各周波数帯ごとに計測しながらエレメントの長さを調整しました。思ったよりかなり短くなり、最終的には調整用に長めに残していたケーブルの大部分を切断し、再度ギボシのオス端子をその場で圧着して調整を行いました。

コメットのアナライザー
もう1つの計測機で7MHz帯を計測。こちらも良好です。

何回か調整を繰り返すことで、非常によい結果を各周波数帯で得る事が出来ました。その後、試験運用で7MHzは5Wで岩手県一関市、愛媛県伊予市、21MHzは10Wで北海道紋別郡遠軽町の局さんと交信して頂く事が出来ました。

アンテナアナライザーを持って駆けつけてくださった皆さま、ありがとうございました。

この後、自宅で6m用ダイポールアンテナを張りましたが、以前のようなことはなくSWRも1.2程度と落ち着いております。

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