20190309BBQ金網によるカウンターポイズ作成とHF運用


HF帯の7MHzや3.5MHzは波長が長く、なかなかアパマンの自宅では運用が難しい状況です。それでも7MHzはYAESU ATAS-25に付属のカウンターポイズ線を使ってデジタルモードの運用や、かろうじてSSBでの交信も出来ていますが、3.5MHzはこれまでモービル用のDIAMOND HF80CLを車で使用しての運用のみでした。車での運用も7MHzに比べるとマッチングがかなり厳しい感があり、そのためにチューナーFC-50を入手した経緯もあります。

ただ、3.5MHzは夜に開けるバンドのため、その都度車を出して運用するのも大変でなかなか運用が出来ていません。そこで、なんとか自宅で3.5MHzの運用を手軽に出来ないものかと、ここ数ヶ月試行錯誤をしてきました。

まずは、モービルホイップアンテナをベランダに出せるよう大型のパイプ基台DIAMOND CLBをセット。これで他に所有している50MHz用のモービルホイップアンテナとも共用できます。問題はアースです。

50MHz用のHF6CLはアースがなくても運用可能ないわゆる「ノンラジアル」なのですが、HF帯はさすがに必要です。車で運用する時は車体ボディをアースとするため何とか出来るのですが、それでも3.5MHzはマグネットアースシートが7MHzまでより1枚多い2枚必要で、アースを取るのに一苦労します。ベランダの手すりなどが建物の鉄骨と接続されているようなケースは手すりをアースと出来る場合もあるようですが、当方の自宅では無理でした。

そこで、当初はコードによるカウンターポイズを考えました。そこで比較的レビューもよかったCQ オームさんのラジアルケーブルセットを購入。さっそく使ってみたものの、SWRは落ちず(SWR値が3以上のためチューナー使用も不可)使用を断念しました(決してCQ オームさんの製品を非難している訳ではなく、あくまで当方の自宅で使用したケースの場合です)。これで少しあきらめかけていた頃、金網でアースを取れる話を思い出しました。

ただ、金網や銅板のケースはベランダに敷き詰めて、その上に板を渡したり人工芝を敷いたりするケースが多かったのでこちらも半ば諦めかけていました。立てかけるだけで上手くアースが取れている方がいないかしながわハンコ倶楽部の方に聞いてみたところ、2名の方が成功しており写真で状況も見せて頂きました。これをヒントにさせて頂き、金網をベランダに立てかけて使用する方向で試行してみる事にしました。

今回使用した金網はBBQ用の大きさ80×50cm(1枚約800円)の物を3枚、結束バンドで繋ぎ合わせたものです。最初2枚で実施し、後からもう1枚追加したのですが、数値的には変わらなかったため2枚でもいけると思います。結束バンドで繋ぎあわせた部分の接触で導通しているとは思いますが、前述のアドバイスもあり念のため金網同士をミノムシクリップをつけたケーブルで接続するようにしました。

結果として3.5MHzでSWR値が1.8程度に下がり、そこからチューナーを使って1.1〜1.2程度付近まで落とす事が出来ました。アドバイスありがとうございました。

3.5MHz自宅交信成功
自宅からは初めて3.5MHzの交信に成功しました。夜に全国各地と繋がれるのは楽しみです。

交信も5エリア徳島県の局さんに厳しいながらも取って頂く事が出来、自宅での3.5MHz運用に成功することが出来ました。

また、7MHz運用で使用しているYAESU ATAS-25にも流用してみたところ、SWR計でほぼ針が振れない程度まで下がり、アンテナに付属しているコードのカウンターポイズより下げる事が出来ました。固定周波数で運用するデジタルモードなどはピンポイントでアンテナ調整が可能なため、これでチューナーを使わずとも運用出来ます。また、コードをベランダに放射状に撒くとつまずいたりする事もあったためか家人からも好評でした。使用しない時はZ字に畳み、実質1枚の大きさにして寄せておける事も出来ます。